【レビュー】シングルタイヤとダブルタイヤのベビーカーを使って感じた違いと感想

我が家はシングルタイヤのA型ベビーカー「ピジョン ランフィ」を使っています。

大きめのシングルタイヤで走行性が高く、小回りがきき、ストレスフリー

先日、そんなランフィが故障したので修理にだしました。

修理が終わる間、一ヶ月ほどダブルタイヤの「ピジョン Pivot(ピボット)」を使ったので、違いや感想をまとめました。

シングルタイヤとダブルタイヤのベビーカーどちらがおすすめ?

結論から書いちゃいますが、個人的には「シングルタイヤ」です。

理由は走行時のストレスが殆どないからです。

代車を使ってた1ヶ月間は改札、段差、狭い通路が怖く、外出時はストレスを感じながら移動していました。

特に、狭い通路のお店や、電車での移動が多い都心部のママさんはシングルタイヤでないと困ることが多そうです。

シングルタイヤが優れていると感じたポイント・ダブルタイヤとの違い

ここからは、シングルタイヤのほうが良かったポイントをまとめていきます。

あくまでも「タイヤの比較」であり「機種の比較」ではないことご留意ください。

改札をスムーズに通過できる

シングルタイヤの場合

狭い改札でもスムーズに通過でき、引っかかることはほぼありませんでした。

改札の通過でストレスを感じたことはないかも(個人の感想です)。

ダブルタイヤの場合

タイヤが引っかかってしまうことが多く、広い改札でないと入れませんでした。

ダブルタイヤはシングルタイヤと比較してタイヤの幅自体が横に広いことに加え、走行中にもタイヤがクルクルと回転(横回転というか、上から見たときにわかる回転)することがあります。

そのため、改札侵入時はスムーズに入れても通過中にタイヤが回転し、中で詰まってしまい前にも後ろにも引けず最悪な事態になることも。

狭い通路で小回りスイスイ

シングルタイヤの場合

かなり細かい小回りができる他、タイヤ一つ一つの軌道が読みやすく、スイスイと動けます。

また、ベビーカーの幅とタイヤの幅がほぼ同じなので(ランフィの場合)、本体部分が通過できる場所はタイヤも通過できるため、小回りする際に周辺のものにぶつかったりすることもなくスムーズでした。

ダブルタイヤの場合

機種によるとは思いますが、ダブルタイヤでもタイヤ自体の小回りはききます

Pivotも小回りだけの観点なら問題ありませんでした。

しかし、「タイヤが回転する」「タイヤの横幅が広い(本体部分よりもせり出している)」の2点に起因した「狭い通路で小回りをしようとしたときにタイヤが周辺にぶつかりまくる」ことがものすごくストレスでした。

本体が通過しても、タイヤがぶつかって進めない、そんなことが日常茶飯事です。

カルディとドンキは入れなくても入れないお店の筆頭でした。

段差に強い

段差に関してはもしかしたらタイヤの直径に起因した問題かもしれません

ですが、タイヤが2つだと摩擦も増え多少は影響思想な気がするので一応入れさせていただきました(ランフィ φ180mmPivot φ135mm)。

シングルタイヤの場合

踏切も、点字ブロックも、車道から歩道にあがる段差も特段ストレスなく走行ができました。

段差というものをほぼ意識したことがなかったように思います。

大げさな話、シングルタイヤのランフィだと若干無理して砂利道や未舗装の道を進んだりすることも可能でした。

購入するときにベビザラスの販売員に言われた通りでしたね。

ダブルタイヤの場合

ほんのちょっとした段差なら大丈夫なのですが、踏切でつんのめり、横断歩道を渡った後の車道から歩道にあがる段差につんのめり….と、段差恐怖な日々が続きました。

ダブルタイヤのベビーカーを使うママさんと散歩していると隣でつんのめっていることが多かったのですが「ああ、こういうことか」と思い出しながら歩いていました。

シングルタイヤでは通行がなんとかできる未舗装の道も、ダブルタイヤだと無理でした。

特に怖かったのが「通れると思った段差でつんのめって、慣性の法則で子供がベビーカーから投げ出されそうになったとき」でした。

後輪に足が干渉しない

ベビーカー押しながら歩いているとき、ダブルタイヤだとちょいちょい後輪の内側のタイヤに足があたってしまいます。シングルタイヤだとそんなことなし。

車輪の幅が広いという点に起因する問題ですね。

私は若干がに股気味?なのかガンガン足があたってめちゃくちゃ気になりました。

押すときに力がいらない

修理前にランフィを使っているときはあまり意識していなかっったのですが、修理が終わって再びランフィを使い始めたときに「あれ?軽いぞ…」と感じました。

Pivotも気になるほどの重さではなかったのですが、改めてシングルタイヤの軽さに感動したので記載。

静か

これも修理前にランフィを使っているときは気になっていませんでした(多分、本当に静かだったんだと思います)。

代車としてダブルタイヤのPivotを使ったら、舗装が荒い道で「え?こんなうるさい?!めっちゃガタガタする(;・∀・)」と戸惑うことが何度かありました。

都心部だときれいに舗装されている道が多いでしょうからあまり気にしなくても良さそうですが「シングルタイヤ=静か」はマジなので記載しました。

一般的にシングルタイヤとダブルタイヤとの違いと言われているがあまり気にならなかった点

ここからは、一般的には違うと言われているものの私が気にならなかったポイントを記載します。

重さ

一般的には「ダブルタイヤのほうが1つあたりのタイヤの重さを軽くできるので軽い」と言われているようですが、そんなに気になりませんでした。

むしろ、走行時はシングルタイヤのランフィのほうが力をかけずに押せました

線路の溝にタイヤがハマる

「シングルタイヤだと線路の溝にタイヤがハマるが、ダブルタイヤだと2個同時にハマることはないので安全」と言われていますが、線路と平行に進行することがない限りそんなことはなかったです。

線路に限らず仮に何らかの溝と平行に進行することがあったとしても、シングルタイヤの場合は4輪ハマる可能性があるところ、ダブルタイヤの場合っは8輪ハマる可能性があり、逆にそっちのほうが歩きにくいと思うんだが。

むしろ、線路と垂直に渡るときにダブルタイヤが段差に引っかかって立ち往生することもあったので、これに関しては「???」でした(先述の通り、段差はタイヤの直径問題に起因するものなのかもしれませんが)。

安定性

「ダブルタイヤはタイヤの数が多いので安定している」と言われているようですが、それも全く違いを感じず「???」でした。

シングルタイヤでも4点で支えてますし、なんならダブルタイヤでも道路状況によってはどこかのタイヤがまるごと接地していないということもありましたし。

まとめ

以上、シングルタイヤとダブルタイヤ両方使った私の違いの比較と、感想でした。

もうベビーカーを買うことはないと思いますが、次に買うとしても絶対シングルタイヤにしますし、周りの人がベビーカーを買うといったらシングルタイヤの機種を猛烈プッシュします(というか、しています)。

※一番ストレスだった小回りがきかない件に関しては、前輪が引っかかる事が多かったので、前輪だけがシングルタイヤの機種ならばアリかもしれません(が、ご自身で試してもらいたい)。

ということで、最後に、現時点で発売されている機種で「これいいな」と思ったベビーカーをいくつか列挙してさようならとします。

ピジョン ランフィ

私が使っているブランドです。

RA8という機種を使ってますが、これは後継機種なのかな?形などはほぼ変わっていなさそう。

ピジョン フィーノ

こちらもおなじくピジョン。

違いまでは調べてないです、すみません。

コンビ AttO type-L

ダブルタイヤ推し(?)のコンビに珍しいシングルタイヤの機種。

デザインも好きだし、ランフィ買った後にほしいなと思った機種でした。

※Type-L以外はダブルタイヤっぽいです

Cybex(全般)

シングルタイヤってたしかヨーロッパ発祥と聞いた気がするのですが、サイベックスはすべてシングルタイヤなのでいいですよね。

身内に相談されたのでランフィとサイベックスを提案したところ、サイベックス買うことにしたそうです。

ピジョン ノートアール

ランフィとかの上位機種?なのかな。

お高いのですが、作りがしっかりしているのでもらえるならもらいたい機種ですね!

持ち手の高さが調整できるので、パパも使いやすいと思いますが、取っ手にあまり重いものをぶら下げることができない(厳密にはできますけど、ヒンジ部分が壊れやすくなると思います)ので、その点はシンプルな作りのランフィのほうが好きかなという印象。

バガブー ビー

いいですね、10万くらいするベビーカーおして都内を練り歩いてみたいものです。

その他

Amazonや楽天を見ていると、安い謎メーカー(失礼)のシングルタイヤの機種があって気になります。

うちは玄関が狭いので1台しかおけませんが、仮に収納があればきょうだい用や、天候用などで使い分けるために買ってみたいですね。

おしまい。