【東京23区】保育園に1年半預けていて感じた「見学時点で本当に確認しておくべきポイント」

  • 2021-08-10
  • 2021-08-10
  • 母業

0才クラスから子供を1年半預けているワーママです。

各市区町村の保育園の申込期限が冬前に迫っています。
来年4月の入園に向けてそろそろ保育園への見学(コロナなのでできないところもある?)・問合せを検討しているママさんも多いのでは。

なので、そんな方に役に立てばと思い、”「これ確認しておけばよかった」「確認しておいてよかった」「確認したけどあまり意味がなかった」私が感じたポイント”をまとめます。

あくまでも「私が感じたポイント」であることをご承知おきください。

※東京23区の認可保育園に預けているワーママのいち意見なのですべての市区町村や、すべての事情の方に一律に適応できる内容ではありませんご自身に取って大切なポイントをしっかりと見極め、気になる保育園は実際に足を運んだり電話をするなどして納得してお申し込みをしましょう。
※例えば、私にとって、土日保育や薬の投与はあまり気になりませんが、土日勤務の方やお子さんに持病がある場合は重視したい項目になります。

当初確認していた項目

「保育園 チェックポイント」などで検索して出てきたサイトを参考にしてスプレッドシートに確認事項をまとめておき、その内容を見学の際に埋める形でヒアリングしていました。

小さいですが、下記画像が実際のヒアリング内容です(ネガティブな内容や場所が特定できそうな内容はマスクしています)。

聞いておいてよかった内容もありますが、ちょっと冗長だったように思います。

確認しておきたかった・確認するべきと感じた項目

チェックリストを埋めることを目的としてしまいがちかもしれませんが、明らかにしたい要素を明確にして望むと良いと思います。

以下のような内容はしっかり確認しておいたほうがよかった・確認しておきたかった要素です。

  • 毎日のルーチンに影響するもの
  • 園の雰囲気(=子供の育成)に影響するもの
  • 仕事に重大な影響を与えるもの

以下、具体的な項目です。

日々の持ち物

日々の持ち物は少ないほうが良いです。

毎日の用意は地味に大変です。特に夏場は帰ってきた洗濯物が匂います。すんごくストレスです。

ヒアリングした中で一番少なかった園は「着替えのみ」でした。
一番多かった園は「着替え、お食事エプロン3枚、口拭きタオル3枚、おむつ5枚」でした。

おむつを持ってこなくていいという園の場合は「おむつ代がかからない」という経済的なメリットが大きいです。
(毎日5枚*22=110枚、Lサイズのおむつに換算すると2000円強の負担になります)

園長先生の人柄・考え方・園の雰囲気

子供がのびのびと過ごせる園の運営ができる組織カルチャーかを、雰囲気や質問で確かめていました。

具体的には保育園の園長さんが「保育という仕事に少なからず使命感を持っている」「従業員を大切にしている」「子供を好き」か、です。
保育園に限らずですがトップの考え方はその組織の考え方や日々の仕事の品質に色濃く反映されるからです。

例えば、常に監視されているような窮屈な管理体制を敷いていたら保育士さんは子供ではなく園長先生を見て仕事をするので子供に対しての対応は画一的なものになるでしょう。
逆に、いい感じの権限移譲がなされていれば保育士の先生は使命感のもと良いと思う保育を自ら考え実施するでしょう。

確認のしかたはすごく難しいので最終的には直感になっちゃうのですが。。。

OpenWork(Vokers)や転職会議で運営法人で働いている人の声を調べてみたり、勤続年数の長い先生が多いかなども確認してみても良いかもしれません。

 

今通わせている園は、園長先生が率先して子どもに声をかけ一人ひとりの名前を覚えていたり、いい具合に各学年の先生に権限移譲しているのか余裕があります。
なので、雰囲気がよく、父母に対しての対応も余裕があり非常にありがたいです。

子供も休みの日に「保育園行きたい」と泣くくらい好きなようなので、預けてよかったなあと思う次第です。

日々の連絡帳・お便りの受け渡し方法

日々の子供の状況の共有や、園からのお便りの受け渡しを行えるアプリというものが存在します。
子供の寝かしつけ中、移動中などにスマホから諸々の確認や連携ができたりするので便利です。

ですが、まだまだ紙文化のカルチャーが強い業界なのか、手書きやプリント配布をしている園もあります。

日々のストレスをへらすためにも、そういった仕組みを導入しているかどうかも確認しておくとよいかと思います。

写真の共有の有無・方法

今では、園の様子を撮影した写真をアプリなどを通じて連携してくれる園が多いです。

うちは先生が撮影した写真が月に1度アプリで連携されるのみなのですが、友人が通わせている園ではプロのカメラマンを呼んでクオリティ高い写真を提供してくれたり、毎日写真を送ってくれるようです。
それは羨ましいなあと思っていました(それで転園を考えるほどではないですが)。

上記のお便りの確認と一緒にぜひ確認してみてください。園の様子は新鮮でいいですよ。

送迎用の自転車やベビーカー置き場の状態

送り迎えに使う場合に確認しましょう。

十分なスペースがあって、屋根がついているか。これ重要です。

そもそもおいていけない場合、家と園の往復をする必要があり日々のストレスにつながります。

また、屋根がない場合、雨が降ると自転車やベビーカーが雨ざらしになります(自転車は良いとして、ベビーカーは辛い)。

延長保育の当日対応の可否

当日急な会議などで延長をしてもらいたくなったときの受け入れが可かどうか、です。

大抵は大丈夫かとは思いますが、仕事への影響が甚大(外せない重要な会議が急に入った場合、トラブル発生時など)なので必ず聞いておくようにしましょう。

PTA的な組織の存在

私の保育園では園の運営をサポートする父母主体となって運営されるPTA的な組織があります。

父母のボランティアで運営がなされています。

「絶対に課外活動に労力を割きたくない」という方はそういう組織の存在の有無も確認しておくべきかと思います(園が運営に噛んでいない場合は詳細を知らないこともありますが存在くらいは認知しているはず)。

その他

以下、私はあまり重要ではなかったですが、人によっては重要かと思う内容です。

  • お迎えが父母以外でも可能か(祖父母同居の場合など)
  • 食物アレルギーへの対応
  • 薬の投与
  • 日曜保育

確認しなくても良かった・あまり意味がなかった項目

以下のような要素の内容は聞かなくても良かったかもと思いました(聞いたからこそ気づいたわけですが)。

  • その内容がいまいちでも、内定が出たら申し込もうと思える内容
  • 区の保育園案内を見れば分かる内容
  • (規則かどうかはわからないが)大体共通している内容
  • 保育園として当たり前の内容・保育園に求めるべきではない内容
  • 現実的にあまり発生し得ない状況かつ、重要度の低いもの

以下、具体的な内容です。

延長保育の最長時間

大抵は19時でした(区の保育園案内にも書いてありました)。

当初は遅くまでやっているとありがたいと思っていましたが、子供の生活リズムなどを考えると現実的に20時過ぎなどの遅い時間まで預けることは難しいかな…と(そう言える仕事状況や家族の協力が仰げるのは恵まれているのでしょうが)。

外遊びの場所

見ればわかる

園庭やベランダ・屋上があればそこで遊びますし、無ければお散歩をして近所の公園に行きます。

聞くなとは言いませんが、みんな同じ回答だったので、よほど狭い園で体が動かせるか不安な場合を除いては聞かなくても良いかもなーと感じました。

お休み・お迎えの基準

とっっっっっっっっても大切な内容です。

が、どこも37.5℃を超えたら休んでください(迎えに来てください)、という回答でした。

お迎えの基準が若干ゆるい園(登園して熱が上がっても元気そうならちょっと様子を見てくれる園と、熱が上がったら即迎えの要請が来る園)はたしかに存在しますが、通わせないとわからないようです。

聞くなとは言わないですが、園としても「高熱の子でも預かれますよ!」と大きい声では言えない立場かと…。

延長保育時の食事

20時や21時まで預かってもらう想定なら聞いておくべきかと思うのですが、最長でも19時程度であればどちらでも良いのかなと感じました。

給食の内容

人によっては重視しているかもしれませんが、実物見ないとわからないですし、認可にもかかわらず気になるほど粗末なものを出しているところはない(と信じたい)ですし、確認しなくても良いかもなーと思いました。

「毎日の給食をアプリで写真で共有してくれる」という園もあるようなので、気になる場合はそういう仕組があるかどうかは聞いてみると良いかもしれませんね。

教育の内容

ガチの教育を期待する幼稚園に通わせる知人の話を聞いたのですが、その結果教育を期待するならば習い事や専門の私立幼稚園にしようと感じました。

個人的に保育園に期待するのは「のびのびとした生活を通じて人としての基礎力や心(自尊心や自発心、お友達を大切にする気持ちや思いやりなど)を育むこと」です(なので、保育園の雰囲気や園長先生の考え方や人柄を重視していました)。

最後に

以上でした。

繰り返しになりますが、あくまでも個人的な考えに基づいていますので、「大切にしたいこと」や「ご家庭・仕事の制約や都合」を鑑みた上で、確認する内容をブラッシュアップして見学に挑んでください。

誰かにとって大切な項目はあなたにとってそうではないこともありますし、その逆もしかりです。

それでは!